Cinema雑感

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『アンナとロッテ』
アンナとロッテ.jpg
『アンナとロッテ』 ★★★☆
(2002年 オランダ・ルクセンブルク 137分)
監督:ベン・ソムボハールト
キャスト:ナジャ・ウール、テクラ・リューテン、グードルーン・オクラス、エレン・ヴォーヘル

1926年、ドイツのケルン。両親を亡くした双子の姉妹、アンナとロッテは、ドイツの貧しい農 民の家と、オランダの裕福な家庭にそれぞれ別々に引き取られる。時代と数奇な運命に翻弄されたふたりはやがて再会を果たすが…。

その想いは届いたのか

パッケージから想像つきませんが、1920年代戦乱真っ只中のドイツを舞台にした重く切ない話です。
幼少期のアンナとロッテは環境の差が激しく、アンナ側の環境は最低で、教育も受けさせてもらえず叔父叔母にこき使われ過ごします。青年期になっても状況は変わりません。第一次世界大戦で敗戦国となったドイツはとことん貧しく、ヒトラーのような独裁者が出てくるのは必然だったのかもしれませんね。そんな中2人はとうとう再会を果します、それぞれの環境の違いを感じながら・・・。
その後それぞれ女の幸せを掴みながらも戦争の渦に巻き込まれ、2人の間にある溝が深まります。戦争が終了した後も溝は深まるばかりで・・・。
戦闘シーンはないものの戦争の激しさ、狂気さが伝わってきますね、終戦後のアンナへの風当たりの強さがたまりません。アンナはロッテに理解を求めるのですが・・・・・・晩年のアンナはその想いをロッテに伝えきり2人は分かり合えたのか。
下手に派手なアクションの戦争物より、その悲惨さがひしひしと伝わります。

3世代、計6人の役者が双子を演じていますが、その中でも青年期のアンナ役の女優さんが目を引きますね、悲惨な状況下で凛とした美しさを感じます。
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